欧米ではごく当然な専門職であるが、ここ日本ではそれほど一般的ではない。だからこそ、希少価値がある職種であると認識していただきたい。

 例えば、ある企業がオフィスを建設しようとします。その大まかなコンセプト等を含め設計事務所に発注します。そのデザインや設計図ができあがった時点で、施工業者の入札が始まり、その後、業者を決定、工事が進み完成をみます。今まではこのような過程を経て、建物はつくられていました。しかし、経済状況の変化などにより企業の投資資金はコストダウンを余儀なくされる状況に直面してきています。コストを落としても質は落としたくない、ではどうすればよいでしょうか?

 それを解決するために、設計事務所や建設会社から独立した第三者の立場による建設コンサルタントの必然性が高まってきました。つまり発注者の立場で専門性を持ったコンサルタントが設計内容の検討、コストマネジメントや発注業務等を支援し、最終的に発注者の目的を叶えるということです。

 企画・設計計画・建設の各段階で投資効果の高い、最も適切なマネジメント支援を行うことや、建物の機能性を追求し、最適な施設等の配置案等をアドバイスすること。またコストダウンを図るため最も有効な発注・調達方法を提案し、さらには工期を堅守するためプロジェクトの完成までの全体主要工程計画表の作成、監理を行うことなど、建設コンサルタントは専門性の高いマネジメント業務でプロジェクトを成功へ導きます。

 サトウファシリティーズコンサルタンツ(以下SFC)は、英国で建設コストコンサルタント(QS:クォンティティサーベイヤー)として実績をつくってきた代表、佐藤隆良が帰国後、その欧米スタイルの仕事で日本の発注者を支援する目的で設立しました。コストをベースに建設コンサルタント業務で日本において先鞭をつけてきた会社がSFCであり、SFC はその地位を確立し、一つの“ブランド”をつくってきました。
 設立当初は、日本に進出する外資系企業の物件を多く手掛けてきました。IBM 社、プラダ、アップル社等、そうそうたる外資系企業が並ぶのもその実績に裏付けされたものがあるからこそです。SFC のビジネスフィールドは、そこから大きく拡がり、現在ではトヨタ自動車を始めとする、数多くの大手日本企業からも引き合いがあり、さらに世界を表舞台に大活躍しています。中部国際空港、愛知万博、東部丘陵線等、国家的大型ビッグプロジェクト、有名プロジェクト等手応えのある仕事が多いといえます。

 現在、建設コンサルタントへのニーズが高まり、案件が増加しており、そこで戦力としてご活躍いただける方を募集します。